食べだしたらもう止まらない
2006年 09月 07日
市内に住むK氏は2年前に定年退職し、現在は私の仕事で講師としてお世話になっている方。
自宅の裏に何百坪だかの畑があり、普通の野菜の他、聞いた事もないような果物などを栽培している。
さしずめ『第2種兼業農家』といったところだが、近所の主婦にトマトを分けた際、お礼に500円貰ったのが昨年唯一の収入だったらしい。
勉強熱心な方で、週2回ほど札幌近郊の短期大学に農業技術を学びに通っている。
ドッサリと、スーパーの一番大きなポリ袋が破れる位に詰めてくれた。
テーブルに広げると、頼んでもいないのに我が家の隠居翁が枝もぎを開始する。
腕時計の跡がくっきり。パークゴルフだ。
大鍋に湯を沸かし、茹でる事6分。
家で一番でかいザルにあけ、塩を振ってザッザッザッと全体に馴染ませる。
これでも頂いた半分の量。
夕食前だったので味見程度に抑えるつもりが、一度食べだしたらもう止まらない。
ご飯をやめて右手は箸、左手は機械のような正確さで枝豆をつまみ続ける。
茶豆に劣らぬコクと香り、やはりもぎたては格別だ。
結局1人で全部平らげてしまった。