ノルマンディー・チーズ クレイル
2006年 12月 24日
今回も家に着いて茶菓子をポリポリやって1時間もすると、茶の間と続きの仏間で座布団を二つ折りにして横になっているうちにまどろんでしまった。
16時過ぎ、岩内の清寿司に生寿司を引き取りに行き、ついでに近くの海産物問屋に立ち寄る。
タラの寒干し。
スケソウダラのタラコとタチを取った後にこうして干す。
港町ならではの風景だ。
ちなみに岩内のシンボルキャラクターがたら丸といって、地元民がデザインしたそうな。
昨晩は19時就寝、今朝起きても布団の中でダラダラし、「題名のない音楽会」でキャサリン・ジェンキンスの美貌と美声を堪能しているうちに覚醒する。
遅い朝食を終え、娘を誘って車で20分ほどの老古美(おいこみ)という山中にあるノルマンディー・チーズ クレイルへ向かう。
事務所(手前)と奥のギャラリー兼ショップ。
さらに奥のティールームは冬期も営業中。
冬期はギャラリー兼ショップが閉まっているので事務所へ行くと、ハットを被った奥さんが出迎えてくれた。
購入したロワレ、おい古味ブルー。
この店のチーズは一口かじると牧草の芳香が口中一杯に立ち込める。
日本人好みに調整しているとはいえ、好みは分かれるだろう。
私が4歳まで家で馬を飼っていて、牧草や馬糞の匂いは原体験のようなもの。
5~6年前、一番ヘヴィーな「おい古味ブルー」をかじった途端、幼少期の感覚が突然蘇り、体中が熱くなるのを実感した。
食べ物でこんなに感動するというのは生まれて初めての事で、思わず畏敬の念を覚えてしまったものだ。
(感動の元は、おそらく、“発酵”の成せる技なのだろう)
二代目が経営に関わるようになってからは販路が拡大して入手しやすくなったようだ。
※ カーナビを利用する際は、電話番号ではなく住所を入力したほうが確実。
ティーラウンジの営業時間は長くないので、事前に確認したほうが良いでしょう。