ユーフォニアム座奏用クッション
2007年 12月 28日
明日は御用納めなので年内の昼練習は今日で終了。
ラーメン喰いに行ったりしてサボる日もあったが、短時間ながらほぼ毎日静かな部屋で練習に没頭でき、色々な意味で自分を見つめ直す良い機会となった。
サイレントブラスや部屋に練習用の防音室などで何とか練習時間を確保している人から比べれば、夏場に出張が集中する点を除けば自分はかなり恵まれた部類に入っているといえる。
先週の木曜日、練習部屋に手拭の入った段ボールがあったので1束取り出して膝と楽器の間に挟んで吹いてみると何だか調子が良い。
調子が良いといっても、突然音色が変わったとか指が回るというような事ではなく、姿勢が矯正されて余分な力が抜けた分、演奏が楽になったという感覚的なものだ。
演奏時の『RELAX』というのは非常に重要な事だと思うのだが、奥が深いので私の語彙力では説明のしようがない。
『車の正しい運転姿勢』と考え方は同じなので、ブラバン経験者でなくてもマイカーを持っている人、車好きな人なら解ってくれるのではないかと期待したい。
ユーフォニアムを膝の上に置くとマウスピースの位置は口より下になる。
そのまま口を持っていくと姿勢が悪くなり、抱えたら腕が疲れる(私はなぜか右肩が凝る)。
今までずっと背筋を伸ばして前屈みで吹いていて、譜面を見ながら同時に指揮者の動きを見るのが辛くなってきた。
これは老眼が進行しているせいだ。
バスタオルを巻いて縛ったのを膝に置いて吹く人がいて、どうせ少数派だから俺には無用なんだとスッ飛ばしていたが、息を深く吸い込むのが年々辛くなってきた。
若い時は余力があったからこそで、これも明らかに老化が進んでいる証拠。
手拭の枚数を変えているうちに、膝と楽器の間が5~6cmもあれば良い事が分った。
23日、百均へ行く。
靴入れにバスタオルを詰めて当日夜の合奏練習に参加。
大きい方が安定するだろう思っていたのだが、中途半端にぐらついてどうも具合が悪い。
膝に当たる面を湾曲させるとか足に縛るとか、チェロのエンドピンのように楽器に固定するとか色々考えてみたが結論が出ないのでネット検索すると、ちゃんと商品として売っているではないか。
2社が販売していて、サイズが6×9×15cmとコンパクトサイズ。 片面に滑り止めが貼ってある。
売れ筋でないのは分るけど、実勢価格が3,000~3,500円は、高い。
箱の中身は何だろう? 重くする必要はないから恐らく低反発のウレタン素材のような物じゃないか思う。
24日、再び百均へ行く。
手頃なポーチを見つけた。中身は発泡レンガ(5×10×20cm)で計210円也。
2日間の昼練習で使った限りでは滑り止めは不要だった。
ミュート試作に端を発した百均自作シリーズもそろそろネタ切れか。
年明けの定演本番まであと僅か。
『カンペ作りに熱中して試験勉強はそっちのけ』みたいな結果にならぬよう留意したい。
※ 2008年12月8日後記
これがあると良い事尽くめのような書き方になっているが、楽器の高さが変わるとマウスピースが当る角度が変わり、一体感も損なわれる恐れがあるので注意が必要かと思う。