まるとみラーメン
2008年 02月 20日
今年で創業41年目を迎えるこの店は元々旭川のサンロク街にあり、一時期比布町で営業した後、最近になって旭川に戻って来たようだ。
18年前、盆休みに4人のパーティーで丸3日間大雪山系を縦走し、疲労困憊の果てに人里に下り、最初にありついた飲食店がこの店だった。
あの時の美味さったらホントにもう、筆舌に尽くし難い。
店主は高齢で、スープは脂が多めながらアッサリ系で、麺がモチッとしていたような記憶がある。
塩ラーメン(上)と醤油ラーメン(下)、各600円。
既に代替わりしたようで、店には若いネガネ美人の奥さんがいた。
先代はご健在らしい。
ややしょっぱくて脂がかなり多いスープと中細の加藤製麺、これはこれで美味しかった。
暖簾は同じでも代が替われば当然味も変わる。
食べるほうも年を取れば嗜好が変わる。
どうやら私にとっての「まるとみ」は記憶のフィルターを濾過して純化・美化され、ホロ苦くも希望に満ちていた青春時代の想い出として脳のある部分に深く皺を刻んでしまっているようだ。
まるとみラーメン
旭川市末広3条3丁目5-15
営業11~3時 (日曜のみ24時まで) 火曜定休。