久しぶりに鮨屋へ
2006年 10月 22日
建物が割と新しく清潔で、閑散期とあってツインの部屋を用意してくれた。
「誰か連れてくれば良かったね~(笑)」などと冗談飛ばしてキーを受け取る。
肌ツルツルの天然温泉大浴場は天井が高く快適。
南稚内駅付近でLAN設備を持つホテルはいくつかあるが、宿泊費と利便性を勘案するとここが1番じゃないかと思う。
欲しかった材料が揃わなかったので、夕食を外で済ませる事にした。
初老の夫婦が切り盛りしている小さな鮨屋。
釣り仲間らしき先客が2人いた。
適当に刺身を切ってもらい、燗酒でつまみながらショーケースに旨そうなものがあれば追加注文し(今回は卵焼き)、酒は2本に留め、後はお茶に切り替えて鮨1人前を握ってもらう。
食い終わったらさっさと勘定を済ませて退散する。
長居は無用。客が「オアイソ」なんて符丁を使うのは実は格好悪い事なのだ。
店を出て宿の方向へ数メートル、真っ直ぐ帰ろうと思ったらこれだもんな(笑)。
稚内→港町→塩味→縮れ細麺。。。という図式が浮かんだので暖簾をくぐる。
ラーメンは美味かったが、50歳前後の何でも屋店主、カウンター越し推定80センチ真正面で飯を食い始めた。
魚を焼いた系の匂いがしたので干し魚を焼いたものかとあれこれ想像しながら麺を啜る。
互いに終始無言。久々にシュールな雰囲気を味わえて愉快だった。
食い終わって立ち上がった際にヒョイと覗き込むと干しガレイ2枚。
こっちのほうが美味そうだったなぁ、と思いつつ勘定を済ませて宿に戻る。
後は日本シリーズを見ながらの晩酌。
定番の豆腐、これとネギさえあれば何とかなる。
国稀は舌の奥で微かな甘みを感ずる不思議な味わい。