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趣味の手作りログハウス、音楽、愛車、出張先での出来事他、ランダムに書き綴っていきます。ちなみにHNは大好きなBeachBoysのヒットナンバーから取りました。


by funfunfun409
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夢見る少年 その後

些細な事だが、心の片隅にずっと引っ掛かっていた事が立て続けに解決した。

1つは、2005年12月27日の記事で紹介したハードリスナーの淀川短治氏。
昨年の暮れに短治氏を知る人から連絡があり、その後短治氏はビル管理会社を定年退職後、契約社員として豊平区在のコミュニティFM局が入居しているビルの管理を担当されているそうな。
持ち前の親切心で洋楽系の音楽番組に音源を提供したりして関係者は大助かりとの事。
どうやら持病も快癒されたらしく、仕事・趣味の双方で第2の人生を満喫されていらっしゃるのが判っただけでも嬉しい。
ほんと、世の中は狭いものだ。

実は1昨年4月の最終放送日に短治氏からレクエストのメールを頂いていたので番組終了後にアドレスを書き写し、深夜帰宅してから本人にお礼のメールを送っている。
今回、情報提供者にお願いして前述のブログ記事をメール送信してもらった。
きっと、私の気持ちが伝わったはずだ。これで一安心。

さてもう1つは「夢見る少年」
The Four Prepsというグループについては面倒なので説明を割愛させていただく。
彼らの作品群の中で、この曲にだけ異質な印象を抱いていた。
先日、以前から何かとお世話になっているオールディーズ現役世代のコレクターであるK氏が昨年秋に貸したCDを返しに家に来て、コレクションの中からCDを3枚焼いたのを置いていった。
その中の1枚。
夢見る少年 その後_f0051125_22363365.jpg

Michael Holliday
50年代後半にイギリスで大ヒットを何曲も記録した人気歌手で、通して聴いてみたが、穏やかで深みのある声質と折り目正しい歌い口はBing Crosby、Perry Comoの流れを汲む正統派。
1924年生まれ(28年説もあり)なので、Andy Williamsあたりと同世代だが、じゃあ当時のアメリカ本国にルックスは抜きにして(笑)Hollidayに匹敵するシンガーがいたかどうかというと、これが思い当たらない。

私の音源リストを探してもバート・バカラックの作品集の中に1曲見つけただけなので当時の日本では無名の存在、もしかするとジャズ・ヴォーカルの文脈で紹介されていたのかも知れない。
このベスト版CDの中に件の「DREAM BOY,DREAM」が収録されている。
元音源はColombia Label、確証はないが多分これがオリジナルであろう。
テンポアップされ、アレンジを加えたFour Prepsのカヴァー曲のほうに分があるのは致し方ないか。後出しジャンケンだもんね(笑)

50年代後半の英国ポップス界はマッタリとした「古きよき時代」。
人気歌手ですらこの曲目リスト、当時の状況がとんな状況であったのかは、判る人には判る。
夢見る少年 その後_f0051125_22371322.jpg

当時既にベテランの域に達していたHolliday氏はその後到来する音楽シーンの急激な変化に弾き飛ばされてしまった。
失意の日々を過ごした挙句、1963年、薬物の摂取量を誤って死去とある。
自殺だろう。
アマゾンで検索するとCDが数枚入手可能だが、今の私にはこれ1枚で充分。
by funfunfun409 | 2007-01-31 22:53 | DJ